主のゴミ箱

我慢は良くない

今日見た映画について

こんばんわ。レイニーです。

 

今日もこちらの地域は雨が降っており、家に籠って卒研に取り組むのが億劫になって午前中映画を見に行きました。(安定のボッチ行動です) その映画に思うことがあったのでダラダラ書いていこうかと思います。

 

今日見た作品は「MOTHER マザー」でした。

僕は(自称)映画評論家でもないし頻繁に映画館で見るほど映画通でもないので、あくまで僕が感じたことを記していきます。※ここからはネタバレも含みますので注意してください。 抽象的に表せるように努力します。

 

この作品は元々気になっておりました。 というのも、この作品は実話をベースにしてできております。(あらすじや内容は書くのめんどくさいので他のブログなどをご参考してください) 事件が実家と同じ埼玉県で起きた話でしたので、「知っておきたいな」という気持ちがきっかけです。

 

作品を視聴する前に、あらかじめ少しだけ事件の内容は学習して足を運びましたので、胸糞展開になるという心構えは出来ておりました。 けど、実際に作品が始まった開幕の「舐める」演出が出た瞬間「あ、これやばいやつだ…。」と軽く絶望しました。

 

そして、まあね。 案の定、終始見てていたたまれないですし、後半にかけては吐き気を催すくらいキツかったです。 ちょっと、見たの後悔したレベル。 なにより、一部の大人を除いてなんですが、登場人物の大人組がほんと碌なやつがいませんでした。

 

さらに僕が作品を観てる最中ずっと思っていたことは、登場する成人男性(おじいちゃん除く)に対して「下半身でしか物事考えられないのか!?」っていうくらいまじで汚い性欲丸出しの醜い生き物でした。 同じ男としてマジでありえませんね。 怒りを感じますよ。 

 

ほとんどの人が子供のことを考えずに自己中心的な人しかいなくて、救われないお話でした。 

 

家についた後は、もう一度今回の作品の土台となった実際の事件や主人公の少年について調べました。 やはり、実話をモチーフとした映画でも変更点はありました。 しかし、実際の事件の内容の方が遥かにえぐい内容で衝撃を受けました。

 

主人公の少年について調べていくうちに、2つの曲にたどり着きました。すごい印象に残りましたので、ここに紹介しようと思います。

 

1つ目の曲は、松井亮太さんの「存在証明」という曲です。 この曲は主人公の少年が松井さんが以前所属していたバンドのグループの「あかり」という曲を聴き、「もっと早くこの曲と出会っていたかった」とのことです。 もっと詳しく知りたい方がいましたら、曲名を検索すればネットで出ますのでそちらをお勧めします。

 

2つ目の曲は、同じく松井さんが所属していた「ワカバ」というバンドで、自殺対策プロジェクトのキャンペーンソングの「あかり」という曲です。 上記の曲と同じです。

こちらも僕なんかが書く言葉よりもっとうまい方が書いたものがありますので、そちらをお勧めします。

 

ここからは、僕がこの2つの曲を聴いて思ったことを書いていきます。 この2つの曲を聴き終わった後、「いい曲だな」という大まかな括りに入れられませんでした。 また、「曲調やリズムが好き」とか「サビがよかった」「歌詞がいい」などのありふれた言葉で表していいのだろうかという気持ちに悩みました。 けど、これだけは言えます。

 

この曲は、「BGM感覚で聴く曲じゃない」です。 これは、僕が映画を見たばっかの心情だったからなのかもしれません。 けど、僕の個人的な意見としては、「存在証明」「あかり」は必要な時に聴くのが一番いい気がしました。 

 

映画についても、まだ思うことはありますので書いていきます。 この映画に対して僕は「おもしろい」「人にお勧めしたいほどいい映画だ」なんて思っていません。 むしろ、生半可な気持ちで見るべきじゃないなと思いました。 僕自身、しっかり著書(誰もボクを見ていない)を読んでから見るべきだったかなと後悔しております。

 

けど、確実に「考えさせられる」映画だとは思います。 そして、僕は自分の家庭環境にとても恵まれているんだなと改めて実感し、両親やお世話になっている方に感謝の思いがこみ上げてきました。 他人事かのような言い方ですが、実際他人ですし僕に何かしら直接影響はないので冷たい言葉ですが言わせてもらいました。 しかし、僕はその少年に対して「かわいそう」などの同情を向けるのは僕自身がなんか違うなと思っておりますのでしません。 これ以上この話を掘り下げるのはやめときます。 あまり、さらけ出しすぎるのもよくないかもしれませんしね。

 

そもそも、映画に対して「駄作」だ「良作」だなんて決めるのは結局は他人の意見なわけですし、自分の目で観て、自分の中で何かを感じ、思い、消化することに意味があるのだと思っています。 その過程を経て「駄作」や「良作」といった定義をつけるのではないでしょうか? 別に定義をつける必要もありませんしね。 結局は個人(自分の中だけで)の自由に楽しむべきなんだと思います。 

 

そういった意味では、僕は今回観た映画は「ため」になりました。 そして、この映画を通さないと得られなかったであろう2つの曲を知ることができました。 だから、観てよかったです。 

 

それでは、今回はここまでとします。 読んでくださりありがとうございました。

皆さんの中ですばらしい映画と出会えることを願っております。 

 

では、また。

 

 

 

 

 

 

追伸

 

作品を観終わった後は、僕はすぐに運転できずしばらく車の中で、言葉に表せない感情の整理に時間を使いました。 その後は、無性にamazarashiの「性善説」「穴を掘っている」のpvと「カルマ」を視聴して安全運転で帰りました。 (余談兼推しがうざいですね。ごめんなさい)